長野の葬儀

「いまどき」の長野県の相続・お墓・お葬式のことがよくわかる

お墓の基礎知識① お墓参り

2020年09月25日

【お墓参り】

 仏教ではお彼岸やお盆、故人の命日や年忌法要などにお墓参りをする習慣がありますが、行く日に特に決まりはありません。故人や先祖に報告したいことがあるときなどに、その都度お参りに行きましょう。
 菩提寺の境内にお墓がある場合は、まず住職にあいさつし、本堂のご本尊にお参りしてからお墓参りをするとよいでしょう。お墓参りの前には、お墓の掃除を行います。ごみや落ち葉、線香の残りなどを片付け、墓石に付いた苔や水あかはスポンジなどで丁寧に落としましょう。

【お彼岸とお盆】

 お彼岸は、はるか彼方の極楽浄土に思いをはせたのがはじまりと言われる供養行事で、3月の春分の日と9月の秋分の日を中日とする前後7日間のことを指します。春は「ぼたもち」、秋は「おはぎ」を供えますが、基本的には同じお菓子です。春は牡丹、秋は萩の花にちなんで、こう呼ばれています。
 お盆は、先祖を供養する行事で正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と言います。期間は7月13日~16日までの4日間とされていますが、現在は1カ月遅れの8月13日から行うのが一般的になっています。盆入りの12日には仏壇を清め盆棚(精霊棚)を設けます。「迎え盆」の13日の夕方には、帰ってくる先祖の霊が迷わないように「迎え火」を焚き、16日の「送り盆」には、先祖の霊を送り出すために「送り火」を焚きます。

 

⇒お墓参りの手順、送り火と迎え火の方法など、詳しくは『長野の葬儀』に掲載しています。